天正年間 能登国・輪島において回船問屋を始め、安土桃山時代を
通じて『八幡船』として初代・濱田弥兵衛が現在の東南
アジアで活躍した。
その後、鎖国令により北前船の回船問屋を営んで業務を
拡大し、輪島塗の漆器を物々交換の対象として全国に
販売網を広げ濱田屋として隆盛を極めた。
昭和38年 時代の要請に応じて関西に進出し、豊中市において輪島
塗漆器販売会社を設立した。
昭和41年12月 株式会社に組織変更して濱田屋漆器店を設立した。
昭和45年4月 日本漆器界を代表して、万国博覧会タイムカアプセルに
収納、その大任を果たした。
昭和48年6月 沖縄の本土復帰一周年を記念し、日本の伝統工芸を代表
して那覇商工会議所において輪島塗漆器の大展示会を
開催し、好評を博した。
昭和52年7月 石川県輪島市に地上7階建ての濱田屋ビルを完成させ、
漆器の製造工場を充実させた。
1階 事務所・応接室・荷受場・倉庫
2階 商品展示場・茶室
3階 工場
4~7階 ユーザーの方々に宿泊して頂く為に、輪島塗
の粋をこらした宿泊施設
昭和53年9月 全国60余社の薬商社と提携し、商工組合中央金庫加入団
体として『JMA(日本医療連合)メディカル・パック』を
発足させた。
昭和55年9月 業務拡張の為に大阪豊中市新千里東町の阪急千里中央ビ
ル9階に移転する。
昭和61年11月 大阪市北区堂島のボルカートビル1階に150坪の常設展
示場・堂島店を開設する。
平成3年5月 業務拡大のために大阪府箕面市牧落3丁目三番10号に地
上6階建て濱田屋ビル(敷地面積1650㎡・延べ床面2810
㎡)を完成して本社を移転する。
平成7年8月 関西国際空港開港にあたり同空港国際線乗継ロビー正面
に、日本の伝統美のシンボルとして輪島塗漆芸屏風『大
和仙境の図』(二双四曲の大作)を特別提供して特製ガラス
ケースに収納され、数多くの外国人VIPや観光客に絶賛を
受けて日本の新しい玄関口で文化親善の役割を果たし、
この功績が評価されて関西国際空港株式会社より感謝状
が贈られた。
平成7年8月 関西国際空港株式会社より特命注文により、開港記念品
として漆芸額『飛翔』3000余枚を納入する。この作品は
芸術院賞受賞、日本の漆芸蒔絵界の第一人者、井波唯志先
生のデザインによるもので、皇太子殿下御夫妻、全閣僚を
はじめ世界各国の大使、公使、領事、政財界のトップクラ
スに贈られ大好評を博した。
平成7年11月 大阪で開催されたAPEC(アジア太平洋経済閣僚会議)にお
いて最高級記念品を受注し、輪島塗宝石箱『花筏』を作成
納入する。この記念品は、海外大統領及び閣僚夫人に朱塗
り、日本国総理、閣僚夫人には黒塗が贈られ、大好評を博
した。
平成7年12月 社団法人APEC大阪会議より事業推進の協力に対し感謝状
を贈られる。
平成21年 住吉大社に、日展審査員、評議員作家小西啓介先生作漆芸
パネル「松鯉の図」をご奉納する。
平成23年 住吉大社第49回式年遷宮、御鎮座1800年記念大祭の記念
品を受注納品する。